ユーカリグロブルス

オーストラリア原産のユーカリグロブルス樹は、丘陵地や山間部の森に生息しています。

［ 香り ］
スッーとする清々しい香り。

［ 植物の特徴 ］
ユーカリグロブルス樹の高さは30m〜50m。他のユーカリの特徴と同じく、丸みを帯びた灰青色の若い葉と成熟した披針形の葉、葉脇には多数のおしべを持つ白い花、半球状の木質の果実をつけます。ラテン語で「Globulus」という名前の由来は、花蕾の蓋のようなものに覆われた形をしていることに在ります。ヨーロッパやアフリカを中心とした南ヨーロッパでは、ブルーユーカリが古くから紙パルプの原料として使われてきました。しかし、その生産によって土壌が疲弊し、その後の再植林が困難となってしまいました。「緑の砂漠」とは、このユーカリプランテーションを示しています。また、ユーカリの木は熱に弱く、2006年にポルトガルで発生したような火災を多く引き起こしています。